機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT

機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT

『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT』は、バンダイナムコゲームスからリリースされた対戦アクションゲームで、アーケード版の第8作目です。本作は、バンダイナムコゲームスレーベルによる初のアーケードタイトルでありながら、同社が手掛けるガンダムシリーズの作品としても特異な位置づけを持っています。バンプレストレーベルでの製作が完了した後は、次作がバンダイナムコゲームスレーベルからのリリースとなり、実質的にバンプレストによる最後のアーケードゲームとなりました。

ゲームの概要

本作は、ガンダムシリーズの17作品を集めたクロスオーバー作品であり、各作品に登場するモビルスーツが一堂に会する機会を提供しています。特に市川治が演じたノリス・パッカード役は彼の遺作ともなり、感慨深い存在となっています。本作のキャッチコピー「リミット解除！NEXTに限界はない！」は、ゲームプレイに対する意欲を掻き立てるものとなっています。

開発とシステム

ゲームシステムは前作をベースにしつつ、いくつかの新要素を取り入れています。特に新機能として導入された「NEXTダッシュシステム」により、プレイヤーはブーストゲージを消費することで任意の方向に移動しつつ、攻撃の硬直をキャンセルすることが可能となっています。このシステムのおかげで、より瞬時の判断力が試され、激しい戦闘が繰り広げられます。

さらに、「空中ブーストダッシュ」の操作が変更され、さらに多様な行動ができるようになりました。シールド防御に関しても、手動発動式の方式を採用しており、攻撃的なスタイルと守備的なスタイルを融合させた新しい戦略を提供しています。これに加えて、特定の動作を通じて武装を強化する機体も存在し、戦術の幅が広がっています。

CPU戦と対戦の特長

CPU戦は多様なコースが用意されており、プレイヤーは難易度を選択することができます。特定の条件を満たすことで新たなステージが解放され、最後には隠しステージ「FINAL NEXT」へ挑戦することも可能です。このように、プレイヤーは難易度に応じた戦闘を楽しむことができ、繰り返し遊べる要素を持っています。

世界観とステージデザイン

本作の舞台は、前作と同じくガンダムシリーズの世界が一つに融合した設定となっています。オープニングデモでは、前作のタイトル画面からガンダムが飛び出すという斬新な演出があり、プレイヤーを驚かせます。また、新規ステージは各作品の主要な戦場が再現されており、前作からの続投ステージもグラフィックが一新されています。

BGMと隠し要素

主題歌には『哀戦士』が起用されており、戦闘BGMも前作からの楽曲が見直され、全く新しい体験を提供しています。さらに、隠し要素の開放方法も変わっており、プレイヤーは新たに設定されたパスワードを用いて各種隠し要素を解放できます。

PSP版「NEXT PLUS」

本作のPSP版『NEXT PLUS』では、新たに8機のモビルスーツが追加され、ミッションモードなどの新要素も盛り込まれています。このように、本作は幅広いファン層に向けて進化を続けています。

『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT』は、多彩な要素が盛り込まれたゲームであり、その魅力は遊ぶたびに広がっていくことでしょう。

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